規範とゲーム 社会の哲学入門 第1章
一章. 1
規則に従っていると信じること と 規則に従っていること は全然別の話である
規則に従っていると信じること = 内省的事実
規則に従うこと = その規則を持つ集団の中で成立する,社会的事実
規則に従っていると信じる → 規則に従っている は本来当然成立しない
が
集団の中では みんなそうですよね ということで 実際に規則に従っていることになる
一章. 2
ハート曰く 義務の規則には2層ある
義務の第一次規則
義務に対して,社会がどういう態度をとるのか?だけで決まる原初的な社会がある
これを第一次規則と呼ぶ
義務の第二次規則
第一次規則だけでは弱すぎるので 次の3タイプの高次の規則があるとされる
承認の規制
第一次規則がまず何なのか?を明確にしようという規則
変更の規制
第一次規則を変更すべきなのか?のための規則
裁判の規制
第一次規則を破っているのか?という判断をするための規則
この第一次規則と第二次規則の結合によって法を説明しようとした